Spotifyは、AIを活用した収録編集プラットフォームを提供するRiversideとのパートナーシップを通じて、Spotify for Podcastersにおける配信者向けの機能を強化すると発表しました。
引用元：Spotify.com
Spotify for Podcastersの機能強化の内容
RiversideとのパートナーシップによりSpotify for Podcastersではいくつかの機能強化が行われる予定です。具体的には、リモートインタビューの収録、スクリプトに基づく音源編集などのAIを用いた機能が実装される模様です。Spotifyは、こうしたRiversideのAI技術の活用により、ポッドキャスターがより高品質なコンテンツを生み出すことを目指しています。
一部機能の削除も実施予定
Spotifyは今回の発表に伴っていくつかの機能の廃止も発表しました。2024年6月には既存のウェブ版とモバイルアプリ版の制作ツールの提供が終了します。さらにポッドキャストエピソードにフルライセンスの楽曲を組み合わせられる機能「Music + Talk」も廃止されます。Spotify for Podcastersを利用しての番組アップロードはこれまで通り可能で、既存の公開済みエピソードは影響を受けずに配信され続けるとのことです。
今後の動向に注視が必要
新しいSpotify for Podcastersは、AI活用やビデオポッドキャスト対応など、最近のポッドキャストのトレンドを反映した機能が充実しているものとみられます。しかし、既存のエディターが廃止予定になっていたり「Music + Talk」が使えなくなったりと、ユーザーを混乱させるような大きな変更点にもう少し説明があった方が良かった点もみられます。Spotify for Podcastersをめぐる、Spotifyの今後の動きに注目していきたいところです。
Riversideとは
Riverside.fmは、高品質なリモート録音を可能にするオーディオおよびビデオ収録プラットフォームです。Podcastやインタビュー、リモート会議など、さまざまな用途に利用されます。録音はローカルで行われ、安定した接続が保たれるため、高音質かつ信頼性の高い収録が可能です。
参照元：Spotify for Podcastersでのポッドキャスト制作が進化します
「Music + Talk」はいろんな楽曲が使えて楽しい機能だったんだけどな…。