13日、フィットネス事業などを手掛けるRIZAPは、「chocoZAP Partners(チョコザップパートナーズ)」という広告プラットフォーム事業を開始しました。同社は独自の会員基盤と店舗基盤を活用し、従来にはない「体験型コミット広告」を通じて、広告主の課題解決を目指すといいます。
「chocoZAP Partners」の特徴
気軽に通える「コンビニジム」として2022年にサービス提供を始めたchocoZAPは、現在会員数100万人を越えています。ジムだけでなく、美容やライフスタイルサービスも提供しており、「chocoZAP Partners」では健康や美容に興味を持つ会員に対して、店内サイネージや試供品サンプリング、アプリバナーやメルマガ配信を通じて効果的にアプローチすることができるようになります。
同社では「体験型コミット広告」として、広告出稿から効果測定まで一気通貫のサポートも提供するということです。
会員IDでパーソナライズされる広告
「chocoZAP Partners」はchocoZAP会員との接点をIDで一元管理し、店舗やアプリをはじめとするあらゆるチャネルで活用可能です。これにより、会員の興味・関心に合わせてパーソナライズされた広告を提供でき、必要な情報や商品とのマッチングを実現できるといいます。
新事業の今後に要注目
RIZAPの新しい取り組みは、Cookieレスの進行と広告手法の変革が求められる現代において、重要な事例といえます。デジタルとリアルを横断する施策という観点からも、今後の動向を注視する必要があります。
音声という文脈では、店舗内での音声広告や店舗内ラジオをAOOH(屋外音声広告)として利用することで、リアルな顧客接点の創出に役立てられる可能性を秘めています。デジタルとリアルの融合における音声活用の可能性にも、期待をしたいところです。
RIZAPとは
株式会社RIZAP(ライザップ)は、日本のパーソナルトレーニングジムを運営する企業です。2003年に設立された同社は、「結果にコミットする」というスローガンのもと、一人ひとりの体質や目標に合わせてカスタマイズされたトレーニングプログラムと食事指導を提供しています。高い料金設定ながら、その効果的な結果で知られ、多くの顧客に支持されています。また、RIZAPは健康関連事業への拡大も行っており、コンビニジム「chocoZAP」などの運営、体型補正用下着、美容関連用品・化粧品・健康食品の販売を行っています。
広告でも「結果にコミット」してくれるんかな。