デジタル音声広告の基礎その2!デジタル音声広告の「純広告」と「運用型広告」を解説


こんにちは、オトナルの八木たいすけです。

この記事は、デジタル音声広告の基礎 第2回目です。第1回目となる前回の記事では、デジタル音声広告の概要と、ベイクドインアズ(ネイティブ広告)やダイナミックインサーション(インストリーム広告)について解説しました。今回の記事と併せてお読みください。

本記事では、デジタル音声広告のうち、ダイナミックインサーションで用いられる「純広告」と「運用型広告(プログラマティック)」の違いについて解説していきます。

デジタル音声広告の基礎その2!デジタル音声広告の「純広告」と「運用型広告」を解説

ダイナミックインサーション(インストリーム広告)

前提として、純広告と運用型広告は、どちらもデジタル音声広告のうちダイナミックインサーション(インストリーム広告)に分類されます。ダイナミックインサーションはアドサーバー(広告を送るシステム)から広告を挿入する仕組みで、全ての過去エピソードに動的に広告を挿入することができます。再生数やダウンロード数に応じて広告費用が発生します。

純広告

純広告は“予約型”とも呼ばれ、媒体社に対して広告出稿の申し込みを行い、お金を払った分だけ広告が配信されるモデルとなっています。多くの場合、純広告では最低出稿額が決まっていて、出稿額に応じて広告が配信される仕組みになっています。

純広告のメリット

純広告のメリットは、お金を払った分だけ確実に広告が配信されるという点です。よほどの事情や広告枠が埋まっているような状況でなければ、確実に広告が届けられます。

運用型広告(プログラマティック)

運用型広告(プログラマティック)は、システム経由で広告出稿する仕組みです。媒体側がもつSSP(システムサプライサイドプラットフォーム)というシステムと、広告主や広告代理店がもつDSP(デマンドサイドプラットフォーム)というシステムを接続して入札などを行います。

以前からバナーや動画への広告出稿で用いられてきたモデルで、デジタル音声広告でも活用されています。

運用型広告のメリット

運用型広告のメリットは、最低出稿額がなく少額から出稿できる点です。また企業側で広告の配信をコントロールできるので、配信を止めたり、ターゲティングをはじめ細かな配信設計ができるという点もメリットといえるでしょう。例えば、広告を5種類作って配信し、良い結果のものだけ重点的に配信強化するという施策も可能になります。

どちらを選べばいい?

純広告と運用型広告には、それぞれ独自の強みがあります。

まず純広告は、お金を払った分だけ確実に配信されます。なので、純広告と運用型広告がたくさんあるという状況では、必ず純広告が優先されます。つまり、予算がたくさんある場合や、広告枠を買い切りたいというときは純広告が向いています。

次に運用型広告は、少額から予算から出稿、広告の配信の細かなチューニング、そしてなによりDSPを用いてデータを掛け合わせたターゲティングを行うことができます。データは自前のものやサードパーティのものが利用可能で、かなり細かいところまでターゲティングを行うことができます。なので、細かなターゲティングを行いたいというときは運用型広告が向いています。

デジタル音声広告を出稿するなら

純広告と運用型広告はどちらもダイナミックインサーション(インストリーム広告)に分類されます。ダイナミックインサーションへの出稿の場合、『オトナルポッドキャストアドネットワーク』を活用することで、Apple PodcastやAmazon Music、Spotifyをはじめとする各種ポッドキャストを聴くことができるプラットフォームに、アドサーバーから広告を挿入した音声コンテンツを配信できます。

また、ベイクドインアズ(ネイティブ広告)に分類されるホストリード広告への出稿の場合は、ポッドキャスト配信者が音声広告を読み上げる音声広告プラン『PODCASTER PROMOTION(ポッドキャスタープロモーション)』を活用して、最適な番組とのタイアップを実施することができます。

今回は、デジタル音声広告の基礎編2として、ダイナミックインサーションに分類される純広告と運用型広告(プログラマティック)について解説しました。今後も、基礎編は続きます。乞うご期待ください。

この内容は下記のポッドキャストでもお聴きいただけます。

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