2024年の米国選挙において、コネクテッドTV(CTV)とプログラマティック広告の活用が急増していることが、広告プラットフォーム「Basis Technologies」の調査で明らかになりました。中でもCTVは、デジタル広告全体の広告表示回数の24%、広告費の50%を占めるなど、選挙広告の中心的なメディアに成長しました。

引用:PIXTAより
デジタル化した選挙マーケティングが加速
Basis Technologiesによると、2024年の選挙では、動画広告が全体の76%を占めるなど、視覚的な訴求力の強い形式が好まれていました。特にCTVは「大画面で、かつターゲットを絞って配信できる」ため、訴求力と効果測定の両立が可能です。
また、プログラマティック広告の利用が全体の56%に達したことで、手動での広告枠購入(純広告)は減少傾向にあります。選挙終盤(投票30日前)に広告費の48%が投入されるなど、「いつ・どこで・誰に」広告を出すかが、かつてないほど重要視されています。
このようなデータからは、ユーザーの“行動直前”を狙った広告の効果が非常に高いこと、そしてプログラマティック広告のような即時性と柔軟性のある手法が選ばれていることが読み取れます。IABの調査ではポッドキャスト広告でもプログラマティック広告の成長が見込まれるという予想もあり、音声広告の活用方法も変化が起きていく可能性があるといえるでしょう。
Basis Technologiesとは
Basis Technologiesは、広告業界向けに広告運用を自動化・最適化するプラットフォームを提供している企業です。プログラマティック広告やSNS、検索など多様なチャネルに対応し、広告運用の計画からレポート、財務管理までを一元化できる統合ソリューションを提供しています。
参照元:CTV and Programmatic Advertising Were Essential for 2024 US Elections Campaigns
今年の参院選で活用されるのかな?