中国音声配信プラットフォーム最大手「シマラヤ」が再び香港上場に目論見書を提出


中国最大の音声配信プラットフォーム「Himalaya(ヒマラヤ)」を運営する「シマラヤ(Ximalaya)」が2024年4月12日に香港証券取引所に上場目論見書を提出しました。

中国音声配信プラットフォーム最大手「シマラヤ」が再び香港上場に挑戦

引用元:中国音声配信最大手「シマラヤ」、香港上場に再挑戦 5四半期連続黒字で波に乗る

複数回にわたる上場の試み

シマラヤは2012年に中国の上海で設立されました。中国で最大手の音声配信プラットフォーム「Himalaya」を運営しており、2023年の平均月間アクティブユーザー数(MAU)は3億300万人にのぼります。

設立以来、シマラヤは複数回にわたって上場に挑戦していましたが、すべて失敗していました。2021年5月に米国のナスダックへの上場を試みましたが数か月後には棚上げとなり、同年に行った香港証券取引所への上場の試みも失敗しています。

シマラヤはテンセントやバイドゥ、シャオミといった中国のIT大手企業のほか、日本のソニー・ミュージックエンタテインメントから戦略的出資を受けています。また、米国のジェネラル・アトランティックやゴールドマン・サックスなども出資しており、今回の香港上場への試みに際してはゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレー、中国国際金融の3社がスポンサーとなっています。

連続黒字で波に乗るシマラヤ

シマラヤは2018年から2020年にかけて多額の赤字を出し続けていましたが、2021年から2023年にかけては売上高を着実に伸ばして5四半期連続の黒字を達成し、2023年通年の調整後純利益は2億2400万元となりました。

中国においてもポッドキャストの人気が拡大しているなかで、最大手の音声配信プラットフォームである「Himalaya」の上場が達成されるかどうか、注目が集まります。

Himalayaとは

Himalayaは、中国の企業「シマラヤ」が運営する音声配信プラットフォームです。2012年にWeb版で、2013年にアプリ版をリリースし、中国最大手のプラットフォームとなっています。2017年には日本でもサービスを開始しました。膨大なコンテンツが数十個の大カテゴリーと数百個の小カテゴリーに分類されている点などが特徴です。

参照元:中国音声配信最大手「シマラヤ」、香港上場に再挑戦 5四半期連続黒字で波に乗る


AMI(エイミー)

月間アクティブユーザー数3億300万人って...規模感...。ちなみに、社名が「シマラヤ」サービス名が「ヒマラヤ」ってまぎらわしいんだよな。

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