Spotify、ポッドキャスト広告におけるパブリッシャーによるフロアプライス(下限金額)機能を廃止


Spotifyは、ポッドキャスト配信プラットフォーム「Megaphone」から設定することができるSpotifyのアドネットワークのための下限金額(フロアプライス)を設定する機能の終了を発表しました。これはポッドキャストコンテンツをSpotifyに提供しているパブリッシャーが「Spotify Audience Network」で広告を受け入れるための最低金額を自社で設定できる機能です。

本機能は2024年7月1日から使用ができなくなり、パブリッシャーが定めていた既存のフロアプライスの設定金額も無効になります。

Spotify、Megaphoneパブリッシャー向け価格下限機能を廃止

引用元:megaphone.spotify.com

Spotifyによる変更の背景とその目的

Spotifyによれば、今回の取り組みは、パブリッシャーの収益成長の促進を目的としているとのことです。

Spotify Audience Networkの需要は2021年のサービス開始以来60%増加しており、世界中の広告主にサービスを提供しています。こうした成長を踏まえ、価格下限機能の廃止により、Megaphoneを利用するパブリッシャーがより多くの広告需要を取り込むことで、ポッドキャスト業界全体での収益機会が拡大するとしています。

direct-only機能で、純広告専用枠を設定することは可能

フロアプライス機能の終了に伴い、Spotifyはパブリッシャーに向けて、2024年5月15日から「direct-only」という機能を提供しています。「direct-only」を利用すると、パブリッシャーは自社で直接販売した広告のみを配信する広告枠に割り当てることができます。つまり、Spotify Audience Networkを通じて他の広告を流すのではなく、パブリッシャー自身が獲得した純広告専用の広告枠とすることができます。

ポッドキャスト広告市場にどんな変化をもたらすのか

Spotifyは、今回の措置をフロアプライス機能の廃止によって広告主の幅広い需要に柔軟に対応できるようになり、出版者の収益機会を拡大するためとしています。一方でフロアプライス機能の廃止は、コンテンツ提供者であるパブリッシャーが自ら広告枠の金額を設定することができなくなることを意味しています。結果として、価格競争の激化によるパブリッシャーの収益が減少するリスクも考えられます。この変更が市場にどのような影響を与えるか、今後の動向を見守る必要があります。

Megaphoneとは

Megaphoneはポッドキャストパブリッシャーや広告主向けのプラットフォームで、ポッドキャストのホスティング、配信、広告挿入、分析を提供します。このプラットフォームは、エピソードごとの収益化を最適化し、リスナーの行動や傾向を詳細に追跡することができます。MegaphoneはSpotifyの一部であり、メディア企業やクリエイターがポッドキャストを効果的に管理し、拡大するための支援をしています。

参照元:An Update on Price Floors for the Spotify Audience Network


AMI(エイミー)

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