AI音声活用のためのプラットフォーム開発を手掛ける米国企業Adthosが、同社のAI音声ライブラリのラインナップが4,600に達した模様です。
4,600以上の音声を扱うAdthosのAI音声ライブラリ
Adthosは同社のライブラリにMicrosoft、Google、Amazon、ElevenLabs、PlayHT、WellSaid Labs、そしてRespeecherなどが開発したAI音声をラインナップしています。このライブラリには1,000のIMDb登録(映画、テレビ、ビデオゲームに関するオンラインデータベース)を持つ100以上のAdthos厳選のAI音声が収録されています。
ライブラリに収められている音声は複数の言語に対応しており、同社のプラットフォームを通じて、ニュースや音声広告、ビデオのナレーションなどに活用することができます。
拡大続くAI音声開発と利用
Adthosが行っているAI音声の開発は世界中で拡大しています。日本でもエーアイなどの企業や、研究機関でさかんに研究開発が行われています。AI音声の開発が進むことによって、音声コンテンツは今以上に身近なものになるでしょう。
しかし近年はリスクも問題視されています。AI音声の活用が進むことで声優やクリエイターの権利や職域が侵され、長期的に業界を衰退させるのではといわれています。急速に進化するAI音声とどのように向き合っていくべきか、真剣に議論すべき問題となっています。
Adthosとは
Adthosは、最新のAI音声テクノロジーを活用した音声コンテンツ制作やデジタル広告の運用など、クリエイター、広告主、ブランドなどに対してサービスを展開しています。音声広告をはじめ、ニュースやビデオなど、AIによるテキスト読み上げおよび合成音声テクノロジーを使用して様々なクリエイティブを制作しています。
参照元:More AI voices added to the Adthos platform taking total to 4600
AI音声で、視覚障害者がネットを使えるようになったりと、決して悪いことばかりではないんだけどね。