米国の調査会社AnalyticsIQが、米国のポッドキャスト聴取に関するレポートを公開しました。レポートでは、YouTubeでのポッドキャスト聴取が6割近くになることが示されています。
米国のポッドキャスト聴取の状況は?
Z世代は約8割がポッドキャストを聴取
世代別のポッドキャスト聴取率に関する調査では、Z世代の約8割がポッドキャストを聴取していることが示されました。世代が上がるにつれて聴取率が下がりますが、60代以上の世代でも約半数がポッドキャストを聴取しています。
YouTubeでの聴取が約6割
利用しているプラットフォームに関する調査では、YouTubeが59%でトップになりました。Spotifyが44%、Apple Podcastが26%と続きます。
他の調査でもYouTubeでの聴取が拡大していることが示されており、YouTubeの影響力拡大が顕著になってきました。
コメディが人気
人気ジャンルに関する調査では、コメディが32%でトップになり、トゥルークライムやスポーツ、政治などが続いています。
また、フォーマットに関する調査では、2人以上で会話形式で行われるものが最も人気で、インタビュー、1人でのトークが続いています。
2割がポッドキャスト広告をきっかけに購買経験あり
購買行動に関する調査では、ポッドキャストリスナーの23%がポッドキャスト広告をきっかけにして購買を行ったことがあると回答しています。
YouTubeでの聴取はさらに拡大か
今回の調査では、最も利用されているポッドキャスト聴取プラットフォームがYouTubeであるという結果が示されました。エジソンリサーチの調査でも同様の結果が得られており、YouTubeでのポッドキャスト聴取が拡大していることが見て取れます。
一方で、Spotifyも「Spotify for Creators」の開始によりビデオポッドキャストに大幅なアップデートを加えています。今後のプラットフォームのシェア争いにも注目です。
AnalyticsIQとは
AnalyticsIQは、米国に本拠地を置く調査会社です。2007年に設立されました。米国を始め15か国でマーケティングに関する調査を行っており、様々なデータやレポートを公開しています。
参照元:Podcast Listening Behaviors
結局YouTubeに落ち着いてしまうのか…。