ad:tech tokyo(アドテック東京)などのマーケティングイベント運営を行うコムエクスポジアム・ジャパンが実施した最新の調査で、2025年度の広告・マーケティング予算について、32.3%の企業が増額を予定していることが明らかになりました。割合は前年の42.0%から減少しているものの、約6割の企業が前年同様の予算を維持する方針の模様です。
2025年、注目されるマーケ施策とは
同社が「ad:tech tokyo」などの主要マーケティングカンファレンス参加企業を対象に実施した本調査では、2025年に注力する施策についても明らかにしています。特に注目されるのは以下の分野です。
- オウンドメディアの充実・強化
- コンテンツマーケティングの強化
- 生成AIの活用
- 顧客ロイヤルティ向上
- インフルエンサー・SNSマーケティングの強化
AIによる変革と顧客関係強化
2024年は生成AI活用の広がりとそれに伴うマーケター業務の変革に注目が集まりました。一方、2025年は「顧客とのつながり」により重点が置かれる可能性が示唆されています。既存顧客との関係強化や、インフルエンサー活用などを通して、より深い顧客エンゲージメントを目指す施策が重視されていく模様です。
コムエクスポジアム・ジャパンとは
コムエクスポジアム・ジャパンは、東京都港区に本社を置く企業で、マーケティング分野における国際カンファレンスの企画・運営を主要事業としています。代表的なイベントとして「ad:tech tokyo」「Brand Summit」「Commerce Summit」などを手がけており、最新のマーケティングトレンドや業界動向について情報発信を行っています。
参照元:2025年に広告・マーケティング予算を増加予定の企業は32.3%。注力施策は「生成AIの活用」「顧客ロイヤルティ向上」など~「企業が注力するマーケティング調査レポート」最新版を発表
AIによる自動化が進む一方で、人との「つながり」も大切にしたいって感じね。