Audibleが秋の読書週間に向けてオーディオブック聴取傾向の調査を発表。明らかになった読書体験の変化

今月27日に読書の日を迎えるにあたり、同日から読書週間がスタートします。これに合わせて世界最大級のオーディオブックおよび音声コンテンツ制作・配信サービスであるAmazon Audibleが読書体験の進化について調査結果を公開しました。

Audibleによれば、音声コンテンツの聴取時間は過去12ヶ月にわたり著しく増加し、調査によればAudibleの人気が急上昇している模様。オーディオブックを含む音声コンテンツはライフスタイルの一部となってきており、読書体験を豊かにしていることも今回の調査で分かったとのことです。

Audibleによる3つの調査結果

Audibleが発表した、オーディオコンテンツの利用が読書やライフスタイルに与える影響についての調査結果は以下の通りです。

1. 様々なシーンでのリスニング

オーディオブック、ポッドキャスト、ラジオといったオーディオコンテンツは日常生活に広く浸透し、さまざまなシーンで活用されています。調査によれば、オーディオコンテンツのリスナーの30%が、家でオーディオコンテンツを楽しんでおり、特に家事や料理をしながらや、就寝前などの時間の聴取が多いことが明らかになりました。さらに、電車やバス、車での通勤通学などの移動中や、ランニング、ウォーキング中でもオーディオコンテンツを楽しむ人々が年々増えています。

2. オーディオブックで読書量が増加

オーディオブックは人々の読書量の増加に寄与しています。調査によれば、過去12か月間にオーディオブックを聴いた回答者のうち83%の人がオーディオブックのおかげでより多くの読書をするようになったと回答しました。この数字は昨年の同様の調査における80%から僅かながら上昇しており、オーディオブックが読書を習慣づけさせる効果的な手段であることを示しています。

3. ジャンルの変化

オーディオブックの人気のジャンルは年々変化しています。文学・フィクションのジャンルは2022年から2023年にかけてトップの座を譲り、SF・ファンタジーが第1位に浮上、エンターテインメント・アートが第2位、ビジネス・キャリアが昨年の第10位から第3位に上昇しました。

データによれば、31%のリスナーがオーディオコンテンツを会話の中で活用しています。オーディオコンテンツから得た知識や物語を友人や家族と共有し、会話の糧になっていることがわかりました。また、調査に回答した人々の28%がオーディオコンテンツを活用して新しい知識を習得し続けています。オーディオコンテンツは、興味を持つトピックについて深く学びたいという欲求を満たし、知識の積み重ねに役立っています。

オーディオブックで楽しむ読書の秋

紙の本かデジタル本かという議論はしばしば起こりますが、オーディオという選択肢はなかなか上がって来づらいのではないでしょうか。しかしオーディオブックは紙の本やタブレットを扱えない隙間時間などを、読書の時間に変えることができます。また声で楽しむことによる没入感も魅力の一つです。

読書の秋を迎えるにあたって、ぜひオーディオブックを試してみてはいかがでしょうか。

参照元：10月27日、読書週間がスタート！今年はAudibleで聴く本を体験をしよう