米Microsoftは、AIベースの音楽制作の先駆者である作曲AI SunoとMicrosoft Copilotの革新的な提携を発表しました。12月19日に同社から発表されたこの提携では、Copilotでプラグインを有効にするか、SunoロゴをクリックすることでSunoによる音楽生成を実行できるようになります。
簡単にパーソナライズされた曲の作成が可能に
作曲AIであるSunoはAI音楽技術の先駆者であり、1つの文章から歌詞、インストゥルメンタル、歌声まで含む完全な楽曲を生成する技術を持っています。歌や楽器の演奏、楽譜の読み方を知らないユーザーでも、このテクノロジーを活用したMicrosoft Copilotの機能を使えば、簡単なプロンプトを使って、楽しみながら、パーソナライズされた曲を作成できるようになるということです。
Microsoft CopilotからSunoを連携させる方法
- Microsoft Edgeを開き、copilot.microsoft.comにアクセスし、Microsoftアカウントでサインインします。
- Sunoプラグインを有効にするか、Sunoのロゴをクリックします。
- Copilotに、例えば「家族との冒険をテーマにしたポップソングを作成する」などのプロンプトを与え、曲を作成してもらいます。
- 生成された新しい曲に合わせてジャムし、その作品をソーシャルメディアや友人、同僚と共有することができます。
誰もが自身のアイデアを簡単に音楽に変えられる時代に
この革新的なパートナーシップにより、音楽制作は従来のハードルを超え、全ての人にとって手軽で身近なアクティビティへと変化していくと考えられます。この機能はすでにユーザーに提供が開始されており、今後さらに拡大していく予定とのことです。
音楽生成の分野は、先日Google Deep Mindからも最新AI音楽生成モデル「Lyria」が発表されていたりと、日進月歩で進化しています。AIと共に、私たちの想像力は限りなく広がり、コンテンツ制作の新しい扉を開くこととなりそうです。
Microsoft Copilotとは
CopilotはOpenAIが開発したデスクトップ対話型AIで、米Microsoftにより2023年9月21日にリリースが発表されました。自然言語検索やWindows 11・Officeアプリとの連携が可能で、ChatGPTやBingユーザーには馴染みやすく、画像生成機能「Image Creator」も搭載しています。Copilotにテキストで指示すると、Windows操作やアプリの起動も代わりに行うことができます。
引用/参照元:Turn your ideas into songs with Suno on Microsoft Copilot
作曲AI同士で、どっちがイケてる楽曲を作れるか戦わせてみたいな。