ラジオ番組やデジタルコンテンツを制作、配信する米のメディア企業YEA Networksが、成長する同社のポッドキャストネットワークに対応するために、ポッドキャストプラットフォームなどを提供する米企業Frequencyとの新しいパートナーシップを発表しました。
パートナーシップの背景
今回のパートナーシップの背景には、YEA Networksが新しい番組とブランドを加えてポッドキャスト広告売上を増加させるねらいがあるようです。同社はFrequencyの自動化ツールを利用し、効率的に広告関連のリクエストを処理し取引の流れを加速させることで、より多くの広告販売機会に対応していくとしています。
YEA Networksの社長ショーン・ナンのコメント
Frequencyは、ネットワークと収益性の成長において重要なパートナーになるでしょう。リクエストの量を管理するためにメールやGoogleシートだけを使っていくのは、ビジネスの拡大に伴い不可能になるでしょう。Frequencyは、従来の手動で時間がかかるプロセスを標準化し、迅速化する必須のツールを提供し、チームがより賢く、より迅速に作業できるようにします。
FrequencyのCEOピート・ジミソンのコメント
標準化されたワークフローを通じて運用効率を得ることは、ネットワークが持続可能な成長機会を追求する上で最優先事項です。適切なツールを導入すれば、YEA Networksのようなパートナーは、ビジネス目標の実現と新たな収益の獲得のためにチームのパフォーマンスを向上させることがでしょう。
今回のパートナーシップはYEA Networksのポッドキャストネットワークの拡大と広告売上の増加を目的としていますが、これを足掛かりに業界全体で収益化の動きが促進されることに期待したいところです。
Frequencyとは
Frequencyは、オーディオ業界に特化した広告管理とワークフロー自動化を提供するアメリカの企業です。このプラットフォームを通じて、オーディオネットワークは収益機会を増やし、手動操作を減らし、広告体験を改善することが可能です。Frequencyは、ポッドキャスト広告やラジオ広告、ストリーミング広告のパーソナライズ化等に貢献しています。
参照元:YEA Networks Selects Frequency as Its Podcast Workflow Automation Partner
Frequency(フリークエンシー)ってのは、DCOなるリスナーごとに変化する音声CMを実現できるアドテク企業らしい。