米Audacyの破産からの再編計画を連邦裁判所が承認。デジタル化でラジオの復興なるか


米国の2位のラジオ企業であり、2024年初頭に破産法の適用を申請していたAudacyが、その債務削減のための再編計画が連邦裁判所から承認されたことを2月20日に発表しました。Audacyは、連邦通信委員会からの承認を得た後、破産法第11章の手続きが完了することになります。

この再編で、Audacyは約1.6億ドルの債務を株式に変換し、債務を約80%削減する見込みです。同社はデジタル分野での変革を推し進め、独自の音声コンテンツを提供するマルチプラットフォーム兼、音声コンテンツ企業としての立場をさらに強化することを打ち出しています。現在、デジタルメディアやポッドキャストなどの分野で積極的に事業を拡大しており、メディア業界の変化に適応しながらリスナーや広告主に対して提供できる価値を模索しているものとみられます。

過去に破産申請していたラジオ企業はほかにも

過去に破産申請していたラジオ企業はAudacyだけではありません。米国のiHeartMediaは、世界最大のラジオ企業で、数千のラジオ局とデジタルプラットフォームを運営していましたが、過去に財務上の問題に直面し2018年に破産保護を申請していました。

iHeartMediaの破産は、デジタルメディアへの移行に伴う業界全体の変化や、メディア利用のデジタル化により、旧来のラジオ業界がリスナーと広告収入の減少に起因していました。しかし同社は、デジタル技術の利用拡大、ポッドキャストやオンデマンドコンテンツへの注力、そして新しいリスナー層の獲得に焦点を当てた戦略によって、現在は再び業界の中心へと返り咲いています。

デジタル化がカギとなるか

再編計画の承認よって一歩を踏み出したAudacyですが、今後はデジタル領域における変革を加速させていくものと考えられます。デジタルオーディオの需要が高まる中、ストリーミングサービスとポッドキャストの拡充に注力し、視聴者基盤を拡大することが重要になるでしょう。またサービスの改良や広告モデル変化のためのAI利用なども視野に入れる必要があるかもしれません。米国No2のラジオ企業でもAudacyはがラジオ業界のなかで、今後どのように競争していくのかに注目が集まっています。

Audacyとは

Audacyは、アメリカの大手メディア企業のひとつです。元々Entercom Communicationsとして知られていたこの会社は、ラジオ放送、デジタルプラットフォーム、ポッドキャスト、ライブイベントなど、幅広いコンテンツを提供しています。全国に数百のラジオ局を持ち、ニュース、スポーツ、音楽、トーク番組を提供しており、音声コンテンツの大手プロバイダーの一つとされています。Audacyは、聴取者に質の高いエンターテインメントと情報を提供し、デジタル時代のオーディオメディアの変革をリードしています。

参照元:Audacy Receives Court Approval of Reorganization Plan


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