音声配信アプリ「Spoon」を運営するSpoon Radio Japanは、2023年12月期において、売上高が51億円、営業利益が7.2億円、当期純利益が6.3億円に達し、2年連続で黒字を達成したことを発表しました。
Z世代を中心に支持されている「Spoon」
「Spoon」は、顔が見えない音声配信プラットフォームとして知られ、グローバル登録者数は2023年5月時点で2,000万人、グローバル累計ダウンロード数は3,000万を記録しています。配信者とリスナー間の距離を縮めるリアルタイムでの配信機能『LIVE』などを備え、Z世代を中心に支持されています。2018年に日本市場に参入して以来、日本の売上が全売上比率の60%以上を占めるまでに成長しました。
リスナーとクリエイター双方の満足度を高めるために
Spoon Radio Japanはサービスを改善するために、オーディオエンジニアリング技術やユーザーエクスペリエンスの向上に対する研究開発、クリエイターの収益化を促進する施策やコミュニティの強化にも注力しています。これらの取り組みが、2年連続の黒字達成につながったといえそうです。
今後も事業を拡大していく方針
崔 赫宰代表取締役は、次のように述べています。
長引く景気低迷の中でも、2年連続の黒字達成はリスナーの方々が率直なコミュニケーションができるオーディオソーシャルプラットフォームとして認められた結果だと考えます。今後は、リスナーの方々が様々なコンテンツを楽しめるよう、配信者のコンテンツ製作活動を支援する多様なプログラムを継続して実施してまいります。
Spoon Radio Japanは、今後の事業拡大に向けてオーディオクリエイター養成にも約11億円の投資を計画しているといいます。手軽に始められる音声コンテンツ配信は、本講座を通してより多くのクリエイターを育成することが期待されます。
Spoonとは
Spoonは、2016年に韓国でサービスが開始されました。2018年には日本国内でのサービスをリリース、音声配信プラットフォームとして、クリエイターはライブ配信や録音された音声コンテンツを配信することができます。ユーザーはコメントやリアクションを通じてコミュニケーションを取り、興味のあるコンテンツを見つけたり共有したりすることが可能です。
参照/引用元:音声配信アプリ「Spoon」を運営するSpoon Radio Japan 2023年度、昨年に続き2年連続黒字を記録
音声配信アプリもいろいろあるけど、Spoonはクリエイターのアイコンイラストが可愛いのが多い。