Flightpath、パーソナリティ読み上げのポッドキャスト広告を動的挿入する新技術を発表


ポッドキャストの収益化支援を手掛けているカナダの企業Flightpathが、動的挿入型のポッドキャスト広告(Dynamic Ad Inserted/DAI)を活用した新技術を発表しました。

この新機能により、エピソードと一体化したタイアップ(Baked In)型のホストリード広告(パーソナリティ読み上げ)を好む広告主は、ポッドキャストの特定のエピソードをターゲットにパーソナリティが読み上げるホストリード広告を動的に挿入できるようになります。

Flightpath、ダイナミックアドインサーションを活用した新技術を発表

引用元:Flightpath Gives Publishers Tools to Support Baked In Sales via Dynamic Ad Insertion

動的挿入型のポッドキャスト広告でも、パーソナリティの声でエピソードの文脈にそった広告出稿が可能に

動的な広告挿入でありながら、パーソナリティがそのエピソードの中で語ったような体験擬似的に実現するため「フェイクイン」と呼ばれます。

特定のエピソードに絞った広告配信は、エピソードと一体化したタイアップ(Baked In)型の出稿であれば行うことができました。一方、動的挿入型のポッドキャスト広告(Dynamic Ad Inserted/DAI)においては特定のエピソードを指定して広告配信を確約できないという課題がありました。

今回、Flightpathが発表した技術は、動的挿入型広告の手法でありながら、タイアップ広告のようなエピソードを固定した広告出稿を確約できるようになるとのことです。Flightpath は、その場合の課題であった配信不足や在庫管理に対応した機能も提供します。

ポッドキャスト広告市場の変化

Flightpathが今回のリリースに至った背景には、ポッドキャスト広告市場の変化があります。

2023年のIABとPwCの調査によると、2019年ごろはネイティブ広告とダイナミックアドインサーションの割合が拮抗していましたが、2022年にはダイナミックアドインサーションの広告収益が9割を超えたそうです。こうした変化の背景には、ポッドキャスト広告がブランディングなどを目的としたものになってきており、広告主側が広告とコンテンツの関連度を重視するようになったという事情があります。

ポッドキャスト広告市場の拡大に期待

今回発表されたFlightpathの技術は、広告の確実性やターゲティングを向上させ、広告主のROI改善やポッドキャストパブリッシャーの収益増加が期待できます。こうした動きが加速することで、ポッドキャスト市場全体の盛り上がりに寄与していくことでしょう。

Flightpathとは

Flightpathは、ポッドキャストの制作者が収益化を実現できるよう支援するカナダの企業です。リスナーとのエンゲージメントを深め、広告収入やサブスクリプションモデルを通じて収益を増やすためのツールとサービスを提供しています。このプラットフォームは、コンテンツの配信、分析、マーケティング戦略の最適化を容易にし、ポッドキャスト制作者が成功を収めるための一連の支援を行っています。

参照元:Flightpath Gives Publishers Tools to Support Baked In Sales via Dynamic Ad Insertion


AMI(エイミー)

ベイクドインとかDAIとか、いろんなワードが出てきたけど、この辺の広告の仕組みは近々解説していくよー!

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