ポッドキャストの広告配信プラットフォームを提供している米国企業RedCircleがホストリード広告を自動的に配信する新サービス「OpenRAP」を発表しました。
このサービスは、RedCircleの広告プラットフォームをVAST接続を用いてポッドキャスターが使っているポッドキャストホスティングプラットフォームに接続し、広告収入を得られるようにするというものです。
ホストリード広告を自動化する「OpenRAP」とは
「OpenRAP」はホストリード広告の配信プロセスを自動化し簡略化できるように設計されているとのことです。具体的な配信方法は、ポッドキャスターがRedCircleから提案された広告案件を承諾し、その広告テキストを読んだ音声をアップロードするだけで、あとの作業は全てRedCircleが自動で行うというものです。RedCircle側は、広告音源のエピソードへの挿入、効果測定、収益計算、そして報告書作成などを自動で行うとのことです。
「OpenRAP」の利用状況
このサービスは、既に100以上のポッドキャストで利用されており、月間600万ダウンロード以上を記録しています。OpenRAPは、ポッドキャスト広告の配信、管理、収益化をシンプルにすることで、ポッドキャスト業界のさらなる成長と発展を支援するとしています。
ポッドキャスト業界への影響
「OpenRAP」のような自動のホストリード広告配信は、ポッドキャスターにとって収益化のハードルを大きく下げ、より多くのクリエイターがポッドキャストを始めるきっかけになる可能性があります。また、広告主にとっても、特定のリスナー層をターゲットにした広告を効率的に配信できるため、ポッドキャスト広告への投資が増える可能性があります。しかしリスナーの聴取体験への影響などにおいて未知数な部分も多く、これからの検証が重要であるといえます。
RedCircleとは
RedCircleは、ポッドキャストクリエイター向けの分析、および収益化プラットフォームを提供する企業です。クリエイターが自分の番組を通じて収益を上げるための、ブランドと直接つながることを可能にする広告マッチングシステムを提供しています。このシステムは、ホストリード広告とプログラマティック広告を組み合わせ、クリエイターがより簡単に、効率的に収益を得られるように設計されています。
いわゆる「フェイクイン」ってやつ?自動化によってホストリード広告の良さが損なわれないといいね。