中央大学キャリアセンターは、生成AIを用いた就活面談練習システム「Chu活(チューカツ)ボット」を中央大学の理工学部生向けに提供を開始しました。
Chu活ボット
「Chu活ボット」は、既存の生成AIを組み合わせたスキームによって就職活動の面接練習を行うことができる傾聴対話システムです。システムがメインで喋るのではなく、ユーザーの話を引き出す点に注力しています。自己PRやガクチカ、研究成果の深堀といった内容を模擬面接することが可能で、面接終了後には即時にフィードバックやアドバイスが提供されます。面接や面談に慣れていない学生の予行練習として役立てことができるということです。
「Chu活ボット」は中央大学の卒業生である水谷林太郎氏によって開発され、中央大学の後楽園キャンパスに理工学部生を対象として導入されました。今後はエントリーシートの添削サービス等も実施予定です。
教育現場で進むAI活用
生成AIの進歩とともに、教育現場においても生成AIの活用が進んでいます。例えば、AI英語スピーキングアプリを提供しているELSAは生成AIを搭載した自由英会話機能「ELSA AIチューター」のグローバル展開を進めています。
また、OpenAIが開発した音声合成システム「Voice Engine」は試験運用の段階で教育企業によって読書支援に用いられています。今後は企業が提供するシステムに限らず、「Chu活ボット」のように教育機関で独自運用されるAIシステムも増えてくることが考えられます。
音声合成とは
音声合成は、テキストやデータをコンピューターが自然な音声に変換する技術です。コンピューターはテキスト情報を解析し、それを音声データに変換して再生します。この技術は、既に音声アシスタント、ナビゲーションシステム、読み上げソフトウェアなど、さまざまな分野で利用されています。
参照元:中央大学が大学では初となるAIを活用した就活面談練習システム「Chu活ボット」の提供を開始
相手がAIだと、また違う緊張があったりして。あとは対人用の練習をすれば完璧だね。