フィリピンの調査団体The Fourth Wallが、フィリピン国内におけるポッドキャスト調査レポートを発表しました。レポートでは、フィリピンのインターネット利用者の19.8%にあたる約1,700万人が毎週ポッドキャストを聴取していることが明らかになりました。
フィリピンでは、YouTubeやテレビよりもポッドキャストが人気
ポッドキャストへの好感度が急上昇
メディアの利用に関する調査では、2020年には6位だったポッドキャストが今回の調査ではインターネットとSNSに次ぐ3位となり、YouTubeやテレビを上回る結果となりました。
週間ポッドキャスト聴取者は2.6%増加し1,700万人に
フィリピンのインターネット利用者の19.8%が毎週ポッドキャストを聴取しており、前年比で2.6%増加、約1,700万人となりました。
また、毎日何らかのメディア利用している人のうち、毎日ポッドキャストを聴取している人は71%に上ります。彼らは1日のメディア利用時間のうち56%をポッドキャストに利用しています。
背景にはアクセシビリティと利用しやすさ
ポッドキャストの好感度の上昇や聴取者の増加の背景には、フィリピンのインターネット利用者がメディアの選択においてアクセシビリティや利用しやすさを重要視している点があると分析しています。
コメディや自己啓発が人気
ポッドキャストの人気ジャンルとしては、コメディが最も人気で、自己啓発や文化、政治などが続きます。
ポッドキャスト広告の効果
ポッドキャスト広告に関して、広告を通じて商品を購入した人を対象にして調査をしたところ、ポッドキャストへのエンゲージメントや信頼度が高い人ほど広告の効果が高い結果となりました。
今後も成長が見込まれるポッドキャスト
今回の調査ではフィリピンにおいてポッドキャストが大きな成長を遂げていることが示され、ポッドキャスト市場の拡大のポテンシャルやその可能性が表れています。ポッドキャスト市場は世界規模で成長が見込まれており、アメリカでは2024年のポッドキャスト広告収入が20億ドルを超えることが予測されていることなどから今後の成長が注目されています。
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The Fourth Wallとは
The Fourth Wallは、フィリピンの調査・分析団体です。2018年に設立され、フィリピンに関する様々な調査を行い、企業や団体のほか、政府機関やNGO、メディアなどに調査結果を提供しています。
参照元:Beyond the Headphones: The Portrait of a Podcast Listener as Filipino
自己啓発が人気なのが他の国と違う傾向で興味深いね。