米国の広告会社であるVibenomicsは、米国の大手ホームセンターLowe's(ロウズ)の店内で、プログラマティックの音声広告を導入すると発表しました。
Vibenomicsのデジタル広告技術を活用することで、商品を卸す消費財や家電メーカーは、Lowe's店内で自社の商品をショッピング中の消費者に音声広告で訴求できるようになります。実際に、プログラマティック広告の導入テストにおいて、顧客の購買意欲を高め売上の増加につながることが確認されたとのことです。
リテールメディアとしての音声
Lowe'sの音声広告導入の取り組みは新たな店舗内のリテールメディアの一つとして注目すべきものだといえます。店頭POPやデジタルサイネージなど、視覚的な広告媒体はすでに広く活用されていますが、目に留まらなければ効果がないという欠点があります。そういう点では店内の音声広告はそうした視覚メディアの欠点を補うものとなる可能性があります。
日本のファミリーマートの取り組み
日本ではコンビニ大手のファミリーマートが、小売り店で音声広告を導入した一例に挙げることができます。実際に、レジ液晶と連動する音声広告の配信や時間帯や曜日に応じた広告配信が可能です。商品と消費者の距離が急速に接近する実店舗における、音声の活用がますます期待されています。(参考:https://otonal.co.jp/news/27322)
プログラマティック広告とは
プログラマティック広告は、広告の購入と配信を自動化するための技術とプロセスを指します。従来の手動での広告取引と異なり、リアルタイム入札(RTB)やデータを活用したターゲティングにより、最適な広告を最適なタイミングで表示します。これにより、広告主は効率的かつ効果的にターゲットオーディエンスにリーチすることができます。プログラマティック広告は、広告費の最適化や広告キャンペーンの効果測定を容易にし、デジタルマーケティングの重要な手法となっています。
参照元:Vibenomics Teams Up with Lowe's to Deliver Audio Advertising in Stores Nationwide
ファミマの音声広告のおかげで知名度爆上がりした大学があったような…