ニッポン放送のラジオCMが、2024年日本民間放送連盟賞のCM部門で「ラジオCM2種(21秒以上)」最優秀を受賞しました。
ニッポン放送のラジオCMの受賞は9年ぶり
日本民間放送連盟賞は、質の高い番組がより多く制作・放送されることを促すとともに、CM制作や技術開発音質的向上と、放送による社会貢献活動等のより一層の発展を図ることを目的として1953年に創設された賞です。
今回、ニッポン放送が受賞したラジオCMは、「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン 白杖体験 篇120秒」です。ラジオ・チャリティ・ミュージックソンは、目の不自由な人々のために「音が出る信号機」を設置する基金を募るチャリティキャンペーンです。
このラジオCMは第61回 JAA広告賞 消費者が選んだ広告コンクール「ラジオ広告部門グランプリ」・「経済産業大臣賞」、第77回広告電通賞のSDGs特別賞など様々な賞を受賞しています。
実際のCM原稿(一部抜粋)
N:目の不自由な方が使っている白い杖、白杖。視覚障害のある人達は、白杖を使ってどのように歩いているのでしょうか? ラジオで少し体験してみましょう。可能であれば、目を閉じながら聞いてみてください。それでは、白杖を左右に振りながら歩いてみましょう。
SE:(白杖を左右に叩く)カン、カン、カン、カン…
N:この音は、白杖で地面を確認する音。路面の状態や段差を確認することができます。
制作担当者のコメント
ニッポン放送の財産である「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」をテーマとしたこの作品が高い評価をいただくことができたことは大変光栄です。これを機会に今年の「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」も、より一層多くの皆様のご協力をいただければ幸いです。
音声ならではの表現
今回のニッポン放送のラジオCMは、音声のみというラジオの特性を活かし、目の不自由な人々の日常を疑似体験できるつくりとなっています。今後も、音声ならではの表現が用いられたラジオCMなどの音声コンテンツの制作に期待です。
ニッポン放送とは
ニッポン放送は、日本の主要な民間ラジオ放送局であり、1954年に設立されました。ラジオ放送を中心に、ニュース、音楽、バラエティなど幅広いコンテンツを提供しています。同社の「ニッポン放送PODCAST STATION」は、ラジオ番組のポッドキャスト配信プラットフォームであり、リスナーが好きな時間に番組を楽しむことができるサービスです。これにより、従来のラジオ放送を補完し、より多くのリスナーにアクセス可能なコンテンツを提供しています。
参照元:「2024年日本民間放送連盟賞 CM部門」にて「ラジオCM第2種(21秒以上)」最優秀受賞
音が出る信号機、道路を渡る方向によって違う種類の音を鳴らしてるらしいよ。