Triton DigitalとOptableが提携。デジタル音声広告のパーソナライズを促進


デジタル音声広告関連のサービスを手掛ける米国Triton Digitalが、プライバシー保護などのソリューションを提供するOptableとの提携を発表しました。

Triton DigitalとOptableが提携。デジタル音声広告のパーソナライズを促進

引用元:https://tritondigital.com/

デジタル音声広告のパーソナライズを促進

Triton DigitalとOptableの提携により、媒体社はユーザーの個人情報(ID)を管理できるようになり、デジタル音声広告のパーソナライズが強化されます。それによって媒体社は、Optableのユーザーインサイトデータを活用しTriton DigitalのSSPを介して入札により広告在庫を埋めることができます。

また、Triton Digital とOptableは、プライバシーを重視したオープンソースの ID フレームワークであるThe Trade Desk の Unified ID 2.0 (UID2)を導入することで、米国の大手音声会社である iHeart Media のユーザー ID を有効にするために連携しています。

この統合の結果として、iHeartMediaの音声広告在庫のターゲティングが強化されることになります。Triton Digital の SSP と Optable を利用することで、iHeart Media はユーザー ID 機能を有効化することができ、実際にプログラマティック収益が増加しています。具体的にはiHeart は広告入札の割合が上昇し、広告主の1日あたりの平均支出額が26%増加したといいます。

Triton DigitalのCEOであるジョン・ロッソ氏は以下のように語っています。

ユーザーのIDを管理する技術はブランドとリスナーとの間に新たな接点を生み出し、音声業界を変革していきます。この提携は新たな機会を提供するものであり、業界の進化に向けた重要な一歩となります。

Triton Digitalとは

Triton Digitalは、米国のアドテク企業で、ラジオ放送、ポッドキャスト、ストリーミングサービスにおけるデジタルオーディオのプラットフォームやソリューションを提供しています。同社はデジタルメディア業界におけるオーディオ体験と広告の向上にも焦点を当てており、放送局や出版社などのクライアントに対して包括的なデジタルメディアソリューションを提供しています。

参照元:Triton Digital & Optable Partner to Bring Identity Tech to Audio


AMI(エイミー)

アドテクの進化は止まらない…。

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