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音声広告の効果とその可能性とは?拡大する市場規模

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音声広告(Audio Advertising)とは、テレビ新聞雑誌やインターネットメディアへの広告出稿とは異なり、ラジオやSpotify、radikoといった音声メディアへの広告を指しています。
特に音楽配信の利用ユーザーはかなり増加しており、2019年には世界中でデジタルミュージックのユーザー数は13億人になると推測されています。そして2023年には15億人になると言われています。
昨今のスマートスピーカーや音楽配信のクラウド化に伴い、音声に関連する市場は今後も伸びていくことが想定されます。

そんな音楽やニュースを再生する合間に流れるのが音声広告になります。ラジオといった従来の面に配信するのとは違い、よりパーソナライズされた配信が期待されています。

音声広告とは?

 

音声のみで情報を伝えて販促していくマーケティング手法は、もともとラジオ広告が主流で、音声広告などとは言ったりしませんでした。
ですが、Spotifyを始めに多くの音楽配信サービスが生まれることによって音声広告と言われるようになってきました。
日本ではまだまだ馴染みがないでしょうが、2018年中旬にGoogleのDoubleClick Bid Managerで音声広告の配信が可能になったりと、欧米では普及している広告出稿先です。

音声広告といっても、ラジオのように一方的に伝えるだけでなく、iPhoneのsiriのような音声アシスタントを使った対話形式の広告配信も可能です。
また、インターネット広告の強みであるターゲティングも可能で、ラジオよりもパーソナライズした広告配信が可能になることが強みとも言えます。

音声広告(Audio Advertising)

一般的にはクリック課金のように、実際に特定の広告を聞いたユーザー数で費用が発生し、他の広告と同じようにデバイスやユーザー情報によってターゲティングを行うことが可能です。ラジオ広告とは異なり視聴数やユーザーセグメントが絞れるのが強みと言えます。

配信先はSpotifyやSoundCloudといった音楽配信サービスやポッドキャストなどのラジオサービスになります。
マス広告の様に複数回ユーザー接点を持つことによりブランド認知や純粋想起を高めます。また、デバイスの位置情報を活用したより具体的なエリアターゲティングにより、移動中の行動にアクションを促す効果が期待できます。
例えば旅先のドライブ中に近くの観光地やお店の音声広告を流し、アクションに繋げることが可能になると考えられています。

対話型音声広告(interactive voice ads)

従来のWeb広告では、ImpressionやClick、Conversionといった方法で広告の成果を計測してきましたが、音声広告ではユーザーがアクションを行ったかどうかの判定ができず、効果測定が難しいものでした。
しかし、インタラクティブ音声広告であれば、単純に広告を流すだけではなく、その商品についての詳細を知りたいかどうか尋ねることができます。
これによりユーザーが関心をもった場合、更に詳しい情報をユーザーに伝えることや、会話形式でより具体的な商品詳細や別の商品を紹介することも可能になります。

将来的にはスマートスピーカーといったデバイスから商品を注文することも可能になることでしょう。

音声広告の効果

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Google Play Musicでの音声広告

2018年5月にGoogleは、DoubleClick Bid Managerで音声広告の出稿が可能になっています。広告の出稿先はGoogle Play MusicやSpotify、SoundCloudやTuneInになります。

Googleはこの音声広告による成功事例として米MightyHive社の事例を上げています。
MightyHive社はメディアコンサルティング会社として、ToC向けの日常消耗品を販売するクライアントのためにGoogle Play Musicへの音声広告を出稿した結果、750万インプレッションとCTR0.11%の7500クリックを獲得をもたらしたそうです。

音声広告は邪魔に感じず、むしろ興味を引く

Adobeが行った音声広告に関する調査(18歳以上の米国の消費者1,000人を対象に調査した「2019 Voice Report」)によると、下記のような結果が分かりました。

25%の人はスマートスピーカーで音声広告を聞いたことがあると答え、その多くの人が問題ないと回答しました。実際、消費者の38%が、音声広告はテレビ、印刷物、オンライン、SNSの広告より押し付けがましくないと答えました。さらに、39%の人は音声広告は他のチャネルの広告より興味を引くと回答しています。

ちなみに、スマートスピーカーを所有している74%のユーザーが音楽再生をメインに利用しているそうです。

音声広告の市場規模

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アメリカでの音声広告の市場規模

2018年におけるインターネット広告収入のレポートを米IAB社が「IAB Internet Advertising Revenue Report」にて公開しています。

※広告収入(Advertising Revenue)とは、媒体が広告を掲載して得る収入のこと。

2016年の音声広告による広告収入は11億ドルで、2017年では39%増の16億ドルに増加しています。
2018年に関しては上半期比較で2017年の603百万ドルから935百万ドルの31%増に成長しており、引き続き音声広告への広告出稿は増えていくと考えられれます。

音楽配信ユーザーの増加数

ドイツのオンライン統計会社Statista社のレポートによると、世界中で音楽配信を利用するユーザー数は2019年には13億人になり、2023年には15億人になると推定されています。※4
音声広告は音楽配信サービスとの親和性が高いため、市場規模としてはかなり期待できるのではないでしょうか?

音声広告の導入・出稿事例

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-radikoのターゲティング広告「ラジコオーディオアド」
ラジオ広告は2000年から2017年で2017億から1290億円(62.3%減)への減衰傾向にありました。逆にインターネット広告は590億から1兆5094億まで伸びており、その違いは大量に一律のリーチを取りに行くマス広告からパーソナライズされたターゲティング広告が広告主側から求められた結果なのではないかと分析していました。

そこで、これまでラジオを聞く人一律に同じ広告を配信すると行った広告から、過去に聞いた番組の履歴や会員データ、位置情報からユーザーを可視化した独自のDMPを構築したradikoだからできる「ラジコオーディオアド」をリリースしました。

地上波ラジオでの一律広告配信枠とは違い、radikoユーザーのそれぞれに合わせて個別の配信が可能となっています。

TOKYO FMとパイオニアの「ドライブ行動特化型デジタル音声広告」

株式会社エフエム東京(TOKYO FM)が提供しているラジオアプリ「WIZ RADIO」とパイオニア株式会社がカーナビゲーションで培ってきたプローブ情報解析技術(カーナビから分かる走行履歴や挙動履歴等)からドライブの頻度や時間、旅先などの行動特性を解析してデータを基に個々のユーザー特性に合わせて最適なタイミングで広告を配信をリリースしました。

今後は地点属性情報や行動先読みからよりパーソナライズされた広告配信を可能にするとのことです。

米Instreamatic社の「インタラクティブ音声広告システム」

Alexaのラジオやポッドキャストなどへの音声広告配信を可能にするDSPを公開しています。AIを活用した音声解析技術により、興味の有無を問いかける音声広告を配信し、ユーザーが興味の有無を音声に回答することで広告を配信したり、ユーザーに合わた配信を可能にしています。
2019年3月に博報堂DYメディアパートナーズと提携しており、動画メディアやスマートスピーカー、コネクテッドカーやスマート家電などに対して音声広告を導入していくとのことです。

音声広告の未来とは

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iPhoneのsiriをきっかけに、Googleの音声アシスタントや各社が販売しているスマートスピーカーを通じで、日本でも音声ベースのコンテンツや音声操作が浸透してきました。
米ComScore社の調査では2020年までには検索の約50%が音声検索になるといわれるほど、音声ベースのコンテンツの重要性が高まっています。

こうした中で、デジタル広告として音声広告の価値は顕著になっていくことが予想されます。


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