近年、子供たちの間でポッドキャストへの興味が急増しています。UTAの調査「All Ears: The Booming Children’s & Family Podcast Market」によると、過去12ヶ月で米国の子供たちのポッドキャストへの関心が増していると93%の親が回答したことがわかりました。
子供たち自らポッドキャストを聞きたがる傾向に
興味深いことに、3歳から12歳までのアメリカの子供の約半数(48%)が毎週ポッドキャストを視聴または聴いています。さらに、親が提案するのではなく、子供自身がポッドキャストを聞きたがる傾向がみられています。定期的にポッドキャストを楽しむ子供の親の7割が、子供が自分でポッドキャストを探していると回答しています。
家族間で一緒に聴く・共有することも多い
子供のポッドキャストファンの約半数(48%)が、常にまたはほとんどの時間を親と一緒にポッドキャストを楽しんでいます。71%の子供は、少なくとも半分以上の時間を親と共に視聴しています。
また、子供向けのポッドキャストの発見については、65%が家族や友人のおすすめに基づいており、58%はソーシャルメディアからの提案を受けています。
子供の好きなキャラクターなどに紐づくものが人気
ジャンルとしては、コメディ、アクション/アドベンチャー、物語、教育、音楽/童謡が特に人気です。子供が既に知っているキャラクターやエンターテインメントにポッドキャストが関連している場合、93%の親が子供がそれを聴く可能性が可能性が高いと考えています。
また子供たちは、主に家でポッドキャストを楽しむ傾向にあります。82%の子供がYouTubeで、55%がSpotifyでポッドキャストを楽しんでいます。
調査のまとめ
本調査では下記のような傾向が示されています。
- UTAの調査によると、子供のポッドキャストへの関心が過去12ヶ月で増加。
- 3~12歳の子供の48%が毎週ポッドキャストを視聴。
- 子供たち自身がポッドキャストを求める傾向。
- 子供の半数以上が親と共にポッドキャストを楽しんでいる。
- 65%が家族や友人の推薦で、58%がソーシャルメディアで子供向けポッドキャストを発見。
- ジャンルはコメディ、アクション、物語、教育、音楽が人気。
- 82%の子供がYouTube、55%がSpotifyでポッドキャストを視聴。
今後の成長に期待
UTAのOren Rosenbaum氏は、「家族向けのポッドキャストは、子供たちの遊びや学びの方法として重要な役割を果たしており、今後の成長が期待されています。子供にやさしく、親も楽しめるコンテンツの提供は、新しいメディアの形としての重要性が増しています」と述べています。今後、日本でもこのような、子供に向けたポッドキャストコンテンツの増加などが期待されるところです。
本調査を行なったUTA(United Talent Agency)とは
UTAはアメリカを拠点とする世界的なエンターテイメントエージェンシーで、映画、テレビ、音楽、文学、スポーツなどの分野で才能あるクライアントのマネジメントやプロモーションを行っています。俳優、監督、脚本家、アーティストなど、幅広いクリエイティブ分野で活動する人々を支援し、エンターテイメント業界におけるリーダー的存在として知られています。
参照/引用元:Kids Podcast Boom: Nearly Half Of Children Listen Weekly According To New Report
文字が読めないちびっこでも、音声は楽しめるもんね。