デジタル音声広告関連のサービスを手掛ける米国企業Triton Digitalは、ユーザー識別技術を中心としたソリューションを提供する米国企業ID5との提携を発表しました。
この提携によって、同社のソリューションを使用する広告主はリスナーのプライバシーを尊重しながら、今までよりも効果的なターゲティングを行うことができるようになります。
ID5が識別したユーザー情報で興味やニーズに基づいたパーソナライズ広告
今回のパートナーシップで、Triton DigitalはID5が提供するユーザー識別技術を利用して「Identity Enrichment」と名付けられた新しい機能の提供を開始します。広告主はID5が識別したユーザー情報を利用して、興味やニーズに基づきパーソナライズされた広告を出稿できるようになるとのことです。
プライバシー保護の強化が謳われるなかで
昨今、インターネット上のプライバシー規制が強まっています。Googleのサードパーティークッキー(Cookie)廃止の意向を発表したことによって、従来のターゲティング手法が使えなくなることが見込まれています。
Triton DigitalとID5の今回の提携は、音声広告におけるターゲティング機能強化とエンゲージメント向上の実現する新たなソリューションのひとつとして注目を集めています。
ID5とは
ID5は、デジタル広告業界で活動する企業で、独自の識別子(ID)ソリューションを提供しています。クッキーレスの環境でもオンラインユーザーの識別を可能にする技術を開発しており、プライバシーを尊重しながら、広告のパーソナライゼーションと効果測定を実現します。ID5のソリューションは、出版社、広告主、および広告テクノロジープロバイダー間でのデータの互換性とアクセスを向上させることで、デジタル広告業界の効率性を高めています。
参照元:Triton Digital Partners With ID5 To Enhance Audio Targeting
2024年はCookieの代替技術やたくさん出てくるんだろうな〜。