AIを使った音声合成や人工音声ソリューションを提供するHOYAがWebコンテンツを簡単に音声化できる新サービス「ReadSpeaker webReader Player」の提供を開始しました。同社の音声合成事業の子会社、リードスピーカー・ジャパン株式会社と共同で発表されたこのサービスは、Webメディアのテキストコンテンツを音声合成技術によって読み上げ、音声コンテンツ化を可能にするものです。
テキストメディアが簡単に音声メディアに?
「ReadSpeaker webReader Player」は、Webサイトにコードを挿入するだけで、テキストコンテンツを自然な音声で読み上げる機能を提供します。特にモバイルデバイスでの使用に最適化されているとのことで、活字離れが加速するなか、音声を通じてメディアへのエンゲージメントを高めるための施策として期待されているようです。
聴覚メディアの需要拡大のなかで
ポッドキャストやオーディオブックの需要が高まりを見せる中、聴覚によるメディア消費は急速に拡大しています。ReadSpeakerの新サービスは、このトレンドに対応し、ユーザーが通勤、運動、家事などをしながらでもコンテンツを楽しめるようにすることで、音声メディアのニーズに応えることを目的としているようです。
読むメディアから聴くメディアへ
「ReadSpeaker webReader Player」の提供開始は、デジタルメディアの形態が大きく変化していることを感じさせます。音声合成技術の進化により、ユーザーはより多様な状況でコンテンツにアクセスできるようになっており、既存のメディアは今まで主流のテキストによる視覚ベースのメディア依存から脱却しなければならないという新たな局面に直面しているといえるでしょう。国外では、ウェブ記事をすべて音声化している米国の新聞社ワシントン・ポストのように、テキストメディアが記事を音声化する流れが加速しています。
ReadSpeakerとは
ReadSpeakerは、国内外トップクラスのシェアを多数持つHOYAの事業ブランドのひとつで、AIを使った音声合成, 人工音声ソリューションを開発しています。Webサイト、モバイルアプリ、電子書籍、eラーニングコンテンツなど、多様なデジタルコンテンツのアクセシビリティを向上させるためのサービスを展開しています。ReadSpeakerが開発する技術は、視覚障害者の情報アクセスを容易にするだけでなく、多言語対応の音声合成によってグローバルなユーザーベースに対応することが期待されています。
参照元:ウェブメディアを快適に視聴する新サービス「ReadSpeaker webReader Player」を提供開始
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