モビリティ関連サービスを手掛けるBashowが、スマホアプリを用いた実証実験を始めると発表しました。
静岡県の掛川市、菊川市、御前崎市を自動車などで移動している人向けに、周辺のトピックを音声で案内し、サービスの面白さや効果などを検証します。
音声アプリ「Bashow」とは
「Bashow」は、自動車などで移動中の人に、位置情報に基づいて周辺のトピックを音声で案内するアプリです。複数のAIを組み合わせたシステムによって、日々変わるニュースやイベントを案内し、同じ道を通っても違う音声案内を提供するとのことです。
「Bashow」の実証実験は静岡県の掛川市、菊川市、御前崎市で11月1日に始まりました。実証実験は2025年2月末まで行われる予定です。実証実験によって、トピックで案内した場所を利用者が訪問することなどを見込んでいます。
アプリは現在のところiOSでのみ配信されており、Androidには対応していないとのことです。
位置情報に連動した音声コンテンツは増加中
自動車の走行位置などの位置情報と連動した音声コンテンツは近年増加しています。自動車会社のホンダは位置情報を活用したポッドキャストアプリ「RoadVoice」をリリースしています。また、スバルはTBSラジオと協働して自社のナビアプリ「SUBAROAD」で位置情報と連動した音声コンテンツを限定配信しています。
移動中や運転中は「ながら聴き」ができるポッドキャストやラジオなどの音声コンテンツと相性が良く、今後も位置情報と連動した音声コンテンツに注目です。
Bashowとは
Bashowは、位置情報に基づいて周辺のトピックを音声で案内するアプリです。複数のAIを組み合わせていることが特徴で、膨大な公開情報から生成AIがトピックを作り、分析AIが案内するタイミングを計る仕組みとなっています。
参照元:移動中に地域トピックをスマホから音声で案内するサービスの実証開始(静岡県掛川市、菊川市、御前崎市)
「Bashow」は松尾芭蕉にちなんでいるらしい。