米国の調査会社エジソンリサーチが、同社が2024年に実施した調査から得たポッドキャスト市場のインサイトを発表しました。
2024年にポッドキャスト市場で起きた変化とは?
1.YouTubeでのポッドキャスト視聴が急増
2024年にはビデオポッドキャストが大きく成長しました。これにより米国ではYouTubeがポッドキャスト視聴で最も使用されるプラットフォームとなりました。ポッドキャストの週間リスナーのうち30%がYouTubeでポッドキャストを視聴していると回答しています。
2.Z世代は複数人でポッドキャストを視聴
米国のZ世代は、他の人と一緒にポッドキャストを視聴する傾向があることが示されました。25歳未満のポッドキャストリスナーの47%が複数人でポッドキャストを視聴したいと回答しています。
3.トゥルークライムはさらなる発展の可能性
米国人口のうち17%は「トゥルークライム(犯罪ドキュメンタリー)は好きだが、トゥルークライムのポッドキャスト番組は聴いたことがない」と回答しています。米国においてトゥルークライムのポッドキャスト番組はすでに高い人気をほこっていますが、さらなる発展の可能性が示唆されています。
4.子ども向けポッドキャスト番組の成長
米国では12歳以下の子どもによるポッドキャスト視聴も拡大しています。ポッドキャスト制作スタジオの多くが子ども向け番組を制作・公開しています。
5.音声コンテンツの内訳が大きく変化
13歳以上のアメリカ人は、一日に音声に触れる時間のうち18%をSpotifyやApple Musicなどの音楽ストリーミングに消費し、14%をYouTubeでの音楽視聴に、10%をポッドキャストに消費しています。
エジソンリサーチとは
エジソンリサーチ(Edison Research)は、市場調査と世論調査の分野で国際的に活動する企業です。特に、音声領域におけるリスナーの行動や嗜好に関する研究で知られています。
参照元:The Top 10 Findings of 2024 from Edison Research
アメリカ人って、なんでそんなにトゥルークライムが好きなんだ。