エイベックス・アライアンス＆パートナーズは、エイベックスグループが提供する音声ARアプリ「SARF（サーフ）」において、コンテンツ制作機能を期間限定で無償提供する「SARFクリエイティブパートナーズ（SCP）」プロジェクトを発表しました。
本取り組みは、2024年4月25日から開始され、エントリー期間は2024年8月31日までとなっています。
引用元：エイベックス 音声AR「SARF」のコンテンツ制作機能を無償提供へ。「SARFクリエイティブパートナーズ」プロジェクトを開始
音声ARアプリ「SARF」
「SARF」はスマートフォンの位置情報と音声コンテンツを組み合わせた音声ARアプリです。
リリース以来、観光ガイドや防災アプリ、イベントのナビゲーションといった用途で活用されてきました。2023年12月には音声ARコンテンツの制作・配信・管理を統合的に行うツール「SARF Studio」のサービスも開始しています。
地域向け音声AR活用を推進する
このたび開始された「SARFクリエイティブパートナーズ」は、制作会社やPR会社、広告代理店などに参画を呼び掛け、「SARF Studio」を最大1年間無償で提供するプロジェクトです。エイベックス・グループで蓄積されたアセットなども提供し、これまで以上に、地域での音声AR活用を推進することを目的としています。
サポート内容は以下の通りです。
- 「SARF Studio」を、最大約1年間無料提供
- 無料提供機関でのビジネス利用
- 声優、収録スタジオなどが必要な場合の紹介・手配サポート（希望がある場合）
- 音声コンテンツの利用データ提供（希望がある場合）
- エイベックス・グループのアセットを活用したPR施策の提供（希望がある場合）
また、「SARFクリエイティブパートナーズ」の最初の取り組みとして、天満屋グループのティー・シー・シーとパートナーシップを締結し、中国・四国地方を中心に音声ARコンテンツを展開していくことが発表されました。
位置情報×音声コンテンツ
近年、位置情報と音声コンテンツを組み合わせたサービスが広まりを見せています。
TBSラジオとバスキュールが提供するサービス「Radiho」は歩行時に特定の場所に応じた音声コンテンツを提供し、ホンダが提供するアプリ「RoadVoice」は車での移動中に位置情報に応じたポッドキャストを提供しています。「位置情報×音声コンテンツ」の組み合わせが増えていく中、今後は各サービスがどのような特色を打ち出せるかがポイントになっていくでしょう。
「SARF」とは
「SARF」は、GPSやビーコンを使い、特定の場所に紐づけた音声コンテンツを配信するサービスです。アプリを起動したユーザーが音声スポットに入ると、その場所でしか聴けない音声や音楽を楽しむことができます。観光名所の多言語音声ガイドや謎解き、アーティストの音声を使った聖地巡礼など様々な体験が可能です。
参照：エイベックス 音声AR「SARF」のコンテンツ制作機能を無償提供へ。「SARFクリエイティブパートナーズ」プロジェクトを開始
待ち合わせ中に何か聴きたいけど選びきれない…という時にも良さそうだね。