フリーBGM利用に関する情報発信を行っているフリーBGM協会が、フリーBGMの検索や視聴が行える「フリーBGMデータベース」を発表しました。データベースには、フリーBGM協会の活動趣旨に賛同したBGM作曲家による18,939曲が格納されている模様です。
「フリーBGMデータベース」とは
「フリーBGMデータベース」は、18,939曲のフリーBGMを収録した検索サービスです。利用者は、曲調や使用楽器、また放送や配信、広告、ゲームなどの具体的な利用シーンに適したBGMを検索、視聴することができます。
さらに、商用利用の可否やクレジット表記の要否など、各曲に設けられた利用条件も確認できます。このデータベースによって、選曲や利用条件の確認をスムーズに行うことができ、BGM利用に際してのトラブルを未然に防ぐことが期待されています。
「第15回コンテンツ東京 映像・CG制作展」にて先行利用登録を開始
「フリーBGMデータベース」は一般の利用登録に先駆けて、7月3日から開催される「第15回コンテンツ東京 映像・CG制作展」にて、本サービスの展示や先行利用登録を受け付けるとのことです。また、フリーBGM協会として、フリーBGMの利用状況や環境づくりなどについての展示を行うとしています。
適切なフリーBGM利用へ
YouTubeをはじめとした動画サイトや、ポッドキャストなどの音声コンテンツなどにおいて、膨大な量のフリーBGMが用いられています。しかし「フリー」であるがゆえに、作曲家側の権利がないがしろにされがちな現状があります。「フリーBGMデータベース」のようなサービスを通して作曲家の権利をしっかり認識し、フリーBGMの適切に使用することがコンテンツの生態系を作っていくためには重要だといえるでしょう。
フリーBGM協会とは
フリーBGM協会は、フリーBGM作曲家の作品を支援し、普及させることを目的とした団体です。この協会は、作曲家が自由に楽曲を提供できるプラットフォームを提供し、楽曲の利用条件や著作権情報を明確にすることで、使用者と作曲家双方の利益を守ります。また、楽曲の品質向上を促進し、多様なメディアや商用プロジェクトでの利用を促進する活動を行っています。
参照元:一般社団法人フリーBGM協会がフリーBGMデータベースの提供を開始
ひとくちにフリーといっても、作曲者のクレジットを表記したり、しなくてよかったりといろいろあるんだよね。